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蟹籠船団を訪問=岩手県人会、グァルジャへ

3月13日(木)

 岩手県人会(千田曠曉会長)の有志は、さきごろサントス港対岸のグアルジャに停泊中の蟹籠船団・第58金宝丸を訪問した。同船には九人の日本人が乗り組み、船長が長崎県人、漁労長はじめ八人が岩手県出身者である。岩手県人会は、サントスに寄港のたびに蟹を贈ってもらうので、今回、礼を述べに訪ねたもの。
 グアルジャに行ったのは、千田会長夫妻、藤村副会長夫妻、多田理事の家族。県人が丹精した餅米で、婦人部が特製した餅と藤村夫人が炊いた栗ごはんを土産に持参した。出港間近だったため、船員の大半は街に出ており、杉田豊光船長、堀田友彦機関長が出迎え、一行を案内、船の概要と蟹加工について作業場で説明してくれたという。
 金宝丸は、リオ・グランデ・ド・スル州沖で操業し、四月末にサントス入港、その後、アフリカ沖で六カ月ほど操業するという。