3月14日(金)
文部科学省は二〇〇三年度、日本政府の奨学金を得て日本国内の大学で学ぶ、日本語・日本文化研修留学生を募集している。
奨学金の支給は今年九月か十月から一年以内で、各大学の研修コース修了に必要な期間で、月額十三万九千二百円。日伯往復の旅費と、到着直後の滞在費二万五千円も支給される。また、大学の受験料と入学金、授業料は日本政府が負担する。
応募の資格と条件は次の通り。
外国籍を持つこと(申請時に日本国籍を有する人は対象外)▽〇三年九月一日現在で満十八歳以上、三十歳未満▽来日時点で日本以外の大学で、日本語・日本文化に関する学部に在学する人で、帰国時に大学に在籍する人▽相当程度の日本語能力を有する▽心身共に健康で学業に支障がない▽〇三年九月か十月の一~七日までに日本に到着できる――となる。
ただし、〇三年五月の時点で、大学での学習期間が一年に満たないと対象にならない。
選考については、サンパウロ総領事館が、ブラジル政府の協力を得て申請書類と面接、学科試験(日本語)で一次選考。合格した候補者から文部科学省が最終的に選抜する。
大学の配置については、候補者の日本語能力と専攻希望などを考慮し、文部科学省が大学と競技して決める。
応募は二十五日まで。
また同省は日本の大学で、学校教育に関する研究を行う留学生も募集している。問い合わせはサンパウロ総領事館(287・0100)へ。