3月19日(水)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙十八日】ルーラ大統領は十七日、電話でコフィ・アナン国連事務総長と会談し、国連決議なしで行われるいかなるイラク攻撃にも反対するというブラジルの立場を強調した。電話会談は大統領が戦争回避に向けて世界の指導者と接触をとる一環として行われた。
ルーラ大統領は同日、イラク情勢を議論により打開する国連の役割を擁護し、「最後の瞬間まで平和解決に臨み、何があっても国連憲章と多国間で成り立つシステムを擁護するため各国が力を合わせるべきだ」と発言した。また、平和推進に関して国連の役割を強化することを目指した国連改革も支持した。