3月22日(土)
【サンパウロ二十日時事】イラク情勢の緊迫化で不安定な動きが続いていた中南米各国の株式市場だが、開戦直後の二十日は、比較的落ち着いた動きに終始した。当地のアナリストは、市場が開戦を織り込み済みだったことに加え、軍事作戦が短期で終結するとの観測が市場に広がったためとみている。
ブラジル株式市場は同日、寄り付きで下落したものの、その後反発し、主要株価指数のボベスパ指数は前日終値比一・三九%高で取引を終えた。通貨レアルは前日終値比O・一%安の一ドル=三・四七八レアルで引けた。
一方、アルゼンチンの主要株価指数であるメルバル指数はこの日、前日終値比一・七%高で取引を終了。メキシコのIPC指数は同〇・五一五%、チリのIPSA指数も同〇・六%それぞれ上昇した。