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日舞で慰問、拍手浴びる=奈良県人会と輝千代会

3月22日(土)

 奈良県人会舞踊同好会(梅崎千鶴子会長)と輝千代会(山口武会長、ピニエイロス)は、去る三月十五日、憩の園を訪問した。バス一台、乗用車数台の約五十人だった。踊り手だけでも二十人、これは池本輝千代さんの教え子たち。
 セアザのフィルマ「AM」の村中アントニオさんからの果物、同じくアグロ・コメルシアル「サンクリストバン」から野菜、会員のみやげ、会からの寄付などが憩の園側に贈られた。
 正午に一同サロンに集合。まず奈良県人会の有北和田之示会長、輝千代さん、山口会長らからあいさつがあり、演芸に移った。いじらしい幼児の踊りに始まり、個人舞踊、団体舞踊、在薗者をまじえてのカラオケなども飛び出し、和やかな雰囲気につつまれた。涙している在薗者もいた。
 午後二時から、新館を訪問。梅崎嘉明名誉県人会長の入居者を励ます言葉があり、ここでも舞踊が披露された。輝千代会の至宝である沢口千代美さんの質の高い「川は流れる」などもあり、やんやの拍手を浴びた。
 最後に在園者を交えた盆踊りで幕を閉じた。訪問者と受けた側の劇的な再会などもあって、内容の充実した一日であった。