ES州判事殺害は強盗目的?=容疑者3人が自供=昨年末、脅迫の事実も浮上
3月26日(水)
【既報関連=フォーリャ・デ・サンパウロ紙、CBNラジオ二十五日】エスピリト・サント(ES)州第五刑事裁判所のアレシャンドレ・マルチンス・デ・カストロ・フィーリョ判事(三二)が二十四日殺害された事件で、同州市警が逮捕した容疑者十人のうち、三人が犯行を自供した。三人の自供内容は「強盗殺人」だったが、同判事が昨年半ばごろから何者かに脅迫されていた事実も明らかになり、「復讐」の可能性も捜査されている。
容疑者十人のうち四人は軍警官だった。三人は判事に強盗を働こうとしたが、判事が拳銃を持っていたため、判事を殺害したと供述した。
乗用車に乗っていた容疑者によれば、当日バイクの二人組の協力でガソリンスタンドへ強盗に入ったが、失敗。同日午前八時ごろ、判事がスポーツ・ジムの前に停車したので、車とバイクで判事を囲んで襲うことにした。この容疑者は、バイクの運転者が判事に発砲したと供述。バイク運転者は逃走している。
判事殺害は強盗殺人だった可能性が強くなってきたが、昨年半ばから判事が脅迫されていた事実も浮上。昨年七月、国連と米州機構(OAS)に発表されたあるNGO団体の報告書『ES州での人権擁護危機』によると、カストロ判事を含む三人の判事が、不法に刑務所から出て、社会復帰センター(IRS)で働いていた受刑者たちを再逮捕する命令を下して以来、脅迫され始めたという。当時IRSの理事は、ロミウド・シウヴァ軍警大尉だった。
二十三日、同判事は地元新聞『ア・トリブーナ』で、十四日に暗殺されたサンパウロ州刑事裁のアントニオ・J・M・ジアス判事(四七)の件について、「判事の死を残念に思う。犯人は必ず見つかり、裁かれるだろう。我々判事たちは恐れない」と言明したばかり。「知事からガードマンをつけるよう二回も指示されたのでつけているが、必要だとは思わない」と楽観的な意見を述べていた。実際事件当時、判事にはガードマンがついていなかった。
同州保安局長官は、カストロ判事が市警警官一人にガードされていたと言明。「我々は二十三日、シュラスコ・パーティーに行った。判事のガード担当警官は同日午後十一時ごろ、判事と婚約者を家に送った。その時判事が『明日は午前十一時前には家を出ないからその後に来てくれ』と警官に指示した」と証言している。