3月26日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】診察中の青少年にわいせつ行為を行った罪で告訴されていた小児科医エウジェニオ・シプケヴィッチ被告に対して二十四日、禁固百二十四年の実刑と最低賃金の百五十倍の罰金を科す有罪判決が下された。
禁固百二十四年は同罪で告訴された者に対してブラジルの裁判所が下した判決としては最も重い刑となる。同被告は初診時に付き添った患者の親から信頼を得た後、一定の時間麻酔状態になるドルモニドを使って患者を眠らせ、わいせつ行為を働き、そのシーンをビデオに録画していた。ビデオテープの一部はブリキ缶に捨てられていたところを偶然に発見された。昨年の三月二十一日、被告の診療所で同ビデオテープはすべて押収され、同被告は逮捕された。