3月27日(木)
「時事問題について、議論を交わしませんか」─。北海道協会談話室は毎週月曜日の午後二時から四時まで、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の北海道交流センターでコロニアの話題から「イラクの自由作戦」といった国際情勢まで幅広い問題を取り上げ、意見交換している。
談話室は、北海道交流センターが竣工後、会員の団欒を目的に九九年からスタート。今年が四年目になる。図書を借りにきた会員などに呼びかけて活動を広げてきた。
鳴海吉雄さん(七五、北海道協会前事務局長)が主宰。七十五歳から九十四歳までの十二、三人が集まる。
日本語や日本の習慣を学びたいと、イタリア系三世のアンジェラ・ロッシーさん(三〇)も参加。熱心にノートをとっている。
テーマは、希望者が毎回持ち寄って、その場で決める。高齢者が多いこともあって、薬草など健康ネタに関心が高い。
この日、二十四日のテーマは、「イラクの自由作戦」。米、英軍は首都バクダッドに向け進軍しているが、イラク軍も抵抗、激しい攻防が続いているなどと、鳴海さんが地図を指し示しながら解説していた。
北海道協会に会費を納入すれば正式に参加でき、北海道出身者でなくてもよい。問い合わせ電話番号=0(XX11)5084・6422(北海道協会)。