3月28日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】サンパウロ市議会は二十六日、サンパウロ市内の違法建築や無許可建築約百万戸に対する特赦令公布を可決した。対象となるのは市内の全ての住宅と商業設備など。特赦規定と手続き費用は面積と地域、場所、使用目的によって異なる。住宅用行政区への商業目的出店は、この特赦令には含まれていない。
建坪百五十平方米以下の住宅の場合、メートル当たり二・九〇レアルの手数料を払えば自動的に認められる。百五十一平方米以上五百平方米までは、超過分のサービス税(ISS)を支払う。五百一平方米以上は、建築許可の申請を行う。
百五十一平方米から五百平方米までの商業設備の場合は、超過面積に対しメートル当たり二・九〇レアルの手数料と二〇%以下の課徴金を支払う。行政区画法の発令前に建築された二百五十平方米以下のスーパーなどは、ISS五%を超過面積に対して支払う。環境法に抵触しない工業、教会、寺院、保育園、託児所、クラブなどもこれに準ずる。