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親の無気力子供に悪影響=長じて精神障害者に=医師の適切な診察が必要

3月28日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】リオ国立大学のレジナ・レイス教授が二十二日、ストックホルムで行われた児童心理学会で、親の無気力は子にも大きな影響を及ぼすことを発表した。十二歳までの子供は無気力な親百人に対し二人が、思春期の十三歳から十七歳は四人から八人が精神的障害を起こしていると同教授は語った。
 以前は、子供の無気力は精神的疾患と診断されたが、診断と治療により気力回復が可能であることが証明されたと同教授は発表した。両親や教師は、子供や青少年の言い分にもっと細心の注意を払って耳を貸すべきだと、警告している。
 症状は、幼児期に寝小便したり地団駄を踏むこと。少し成長して仮病を使うか憂鬱な表情を見せるか神経質に振る舞うので、甘えているのか不満を訴えているのか判断が難しい。精神科医には、一過性か病的かの判断は容易にできるという。青少年期の無気力は、肉体の成長に影響を及ぼし人生に陰を落とすこともある。
 家庭不和、離婚、父親の暴力、狭い部屋で長時間過ごすなどは、子供にとって病的な症状を招くと指摘している。その他に父親がアルコール中毒、賭博常習者、異常性格者、家庭を顧みない場合など、全部ではないが子供は精神的障害を負って成長する。
 遺伝的に感受性の強い子供についても、反応は大いに異なるという。また遺伝的に無気力な両親から生まれた子供には、意欲の乏しい場合が多いとされる。異常に内向性の子供、友達がつくれない子供にも注意すべきだと警告している。
 成人しても消極的、否定的、無気力、無関心な人には、幼児期からの精神的な問題を引きずっている場合が多いとされる。また医師らは、児童への安易な薬物投与を戒めている。

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