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援協総会すんなり=新予算9千114万レを承認=あす役員会で会長選任へ

4月1日(火)

 サンパウロ日伯援護協会(和井武一会長)は二十九日午後二時からサンパウロ市リベルダーデ区の文協展示室で「第四十四回定期総会」を開き、〇二年度の事業報告、会計報告、〇三年度の事業計画案、予算案を審議した。いずれの議題に対しても異議は出されず、すんなり可決された。新役員の候補者名簿(シャッパA)も発表された。対抗シャッパが提出されなかったため、シャッパAが自動的に承認を受けた。総会には、委任状を含め三百二十二人が出席した。
 審議に先立って、和井会長があいさつ。「昨年は快適な一年だった。理事、職員が一心同体となって福祉、医療に励んだ」と、業務が順調にいっていると語った。
 続いて、菊地義治第五副会長が前年度事業計画を報告。スザノ・イッペランジャホームの新築、日伯友好病院で神内総合医療検査センターの着工など概略を説明した。
 今年度の事業計画案について、尾西貞夫第二副会長が発表。在宅介護支援活動の推進(あけぼのホーム)▽ブロック塀の造成(カンポス・桜ホーム)▽調理場、廊下、トイレの改修(やすらぎホーム)などが挙がった。
 予算案は九千百十四万四百レアル。そのうち、八千四百二十八万二千七百レアル(九二%)が友好病院が占める。
 酒井清一第一副会長より新役員(任期・〇三年四月-〇五年三月)が紹介された。現会長、副会長は全員、理事に名を連ねた。
 第一回定例役員会が二日午前十一時から開かれ、役付け選挙が実施される。
 総会には、中須洋治領事、石橋隆介JICAサンパウロ支所次長、岩崎秀雄文協会長などの来賓が出席した。