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住人の数考慮せず=ゴミ税額 不合理な算定

4月2日(水)

 【アゴーラ紙一日】サンパウロ市で近日中に実施されるゴミ税の税額が決定される際に、各住居の住人の数が考慮されていないことがアゴーラ紙の調査で判明した。
 八十二歳の電気技術者はヴィラ・オリンピア地区に一人で住んでいるが、不動産の大きさにより、一日平均二〇から三〇リットル(スーパーの袋四つから六つ分)のゴミを捨てるとみなされた。税額は一八・四一レアル。同技術者はスーパーの袋一つをゴミで満たすのに三日はかかると主張する。
 ペーニャ地区に住む四十八歳の修理工は七人家族だが、税額は最低の六・一四
レアル。家族の計算では一日にスーパーの袋三つ分(税額は一二・二七レアル)のゴミを出すという。 「一軒一軒、住人の数を調べたら、徴収は絶対始められない。推定納税額は無視してよい。申告額と我々の評価額の間に大きな相違が見つかった時点で、厳密に監査する」と都市清掃部広報担当者は話している。