4月3日(木)
文芸誌『国境地帯』第九号が発行された。あとがきに発行編集者が「今回は、常連作者に執筆を見合わせていただいて、ノンフィクション作品『或る失踪事件の周辺』一本にしぼった」と書いている。百八十二枚の推理風長編。作者・伊那宏さんの友人の失踪にまつわる関係者の異常な動き《焦燥、疑惑、不信感など》を克明に綴った異色作。ほかに、巻頭随筆「ローレンス・ホープ」(高橋干晴)、誌「帝王死す」(すが・ひろし)、「自得」(弧鶴山人)など。
『国境地帯』は、次号十号用に超短編小説、名付けて「ひとこま小説」(四百~五百字、および八百~一千字)を募集している。締め切り八月末日。字数厳守。一人何編でもいい。掲載分には寸志を贈る。送り先― Sr Toyoji Suganuma
CP73 Aluminio SP CEP18125―000