4月4日(金)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙】防弾チョッキは、ブラジル人の間では欠かせないものになってきている。使用するのは企業家、裁判官、検察官、医者、弁護士たちで、州によっては子どもまで着る。
サンパウロ州では、十二歳の子ども用防弾チョッキの注文が業者に入りはじめている。この二年間にチョッキの使用許可が降りた人たちの三七%は、警官以外の人々。その数は現在、民間警備員を含めて約二千五百人に及ぶ。警察の調べでは、購入した人の九五%は男性だ。業者筋によれば、サンパウロ州プレジデンテ・プルデンテ市、エスピリト・サント州で判事が射殺される事件があり、それ以来受注が増大しており、今年、防弾チョッキを着用する人はさらに増えそうだ。
防弾チョッキ会社のパールマン社長は、「防弾車に乗っても、乗降の際、弾が飛んでくる」と治安の悪さにおびえている。
胴体を守るチョッキの部品は鋼鉄で作られており、最近では軽量のものも販売されている。