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孤児受け入れ奨励=サンパウロ市 一人につき最賃援助

4月5日(土)

 【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙二日】マルタ・スプリシサンパウロ市長は「修道院家族プログラム」を発足させる市条例を承認した。
 同プログラムは実家族の所に戻れない子どもたちを、現在孤児たちの唯一の行き場である保護施設ではなく、「もう一つの家族」に引き取ってもらうことを促進する。受け入れ家族は二人までの子どもを十八歳になるまで養育でき、一人当たり原則二百四十レアル、必要なら七百二十レアルが支給される。同プログラムはサント・アマーロとピニェイロス地区の子ども百五十人を対象に、六月までに実施される予定。
 二十一歳以上の独身と夫婦がサンパウロ市社会福祉局に受け入れを申し出られる。同局が受け入れ人、又は家族を選出し、裁判所が決定する。恩恵を受ける子どもの数も裁判所に委ねられている。