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東西南北

4月5日(土)

 昨年十一月、サンパウロ市でコカインを乱用したグスターヴォ・M・ナポリターノ被告(二二)が、祖母(七三)と家政婦(二〇)をナイフで殺害する事件があった。法医学研究所の医師たちは、裁判所の命令で同被告の検査を行い、「被告が犯行の責任者とは言えない」との結果を報告した。医師たちの検査結果が裁判所で受け入れられた場合、同被告に無罪判決が下されるという。
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 パラナ州サランジー市で一日、排水溝に牛が落下し死亡したため、軍警や消防隊が牛を引き上げて埋葬した。だがそれを見ていた付近の住民約五十人は、牛を掘り起こして切り分け始めた。牛の所有者は驚いて警察に通報。住民たちは「長い間肉を食べていなかったから」と説明。同市副市長は、「市の社会責任の重大さを思い知らされた」。
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 リオ市の法医学研究所内で三日未明、心筋梗塞で死亡した五十五歳の男性の遺体が行方不明になった。検死が遅すぎると心配した親族は、遺体を収納した冷蔵庫を一つ一つ確認したが見つからない。朝方になって職員が、「エレベーターに閉じ込められている遺体では?」と思い出したかのように一言。遺体は、職員のミスで遺体運搬用エレベーターに十時間も閉じ込められていた。
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 サンパウロ市の路上は今年後半の新交通システム導入以降、カラフルになる。サンパウロ市が九つの地域に分けられ、地域毎にバスの色が変わるため。色の変更は乗客がバスを簡単に判別できることを目的とし、二年かけて徐々に行われる。また二年以内に全バスの三〇%が冷房化されるとタットサンパウロ市交通局長は約束した。