4月8日(火)
今年創立六十五周年を迎える岐阜県人会(山田彦次会長)は十月二十六日、文協講堂を会場に記念式典を予定している。梶原拓・県知事も来場予定の会場では、一九一三年に十三家族、四十四人の来伯で始まった同県人の移住九十周年も祝う。
同日午前十時からの式典には梶原知事や県議会関係者ら約七十人が出席予定。統一地方選の終了後、新しい体制を迎えた県関係者に対し、訪日した山田会長が自ら案内状を配るという。
また、同県人会はこれまでの記念式典で、県の風物詩「長良川花火」を実施したり、サンパウロ市立劇場でコンサートなどの催しを開いたりしてきた。今回の目玉となる行事として岐阜県出身の女性歌手、石原洵子を招くことも検討している。
「ハワイとブラジルにしか存在しない日本らしさを強調して欲しい」という梶原知事の意向を受け、同県人会は岐阜県の伝統色を強めた式典にしたい意向だ。山田会長は「県費留学生のOBら若い世代を主役にして、二十一世紀の県人会をアピールしたい」と話している。