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貿易収支大きく好転=昨年同期比で4倍伸長

4月9日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】産業開発省の海外貿易局は七日、四月同日までの第一週の輸出が大きく伸び、今年の貿易収支が累計で四十億一千万ドルを記録、昨年同期の十億七千万ドルを四倍も増加したと発表した。
 同局の発表では、四月一日から六日までの輸出は十億二千五百万ドル、輸入は七千七百八十万ドル。昨年同期比で平均二一・五%増の動き。種目別で特に目立つのは銑鉄、鉄鋼、金属半加工品、皮革、パルプが六一・五%増、大豆、大豆粕、牛肉、ブロイラー、たばこ、鉄鋼石などの一次産品が二八・二%増。液体燃料、鉄板、コンプレッサー、自動車用エンジンなど加工品は一二・四%増であった。
 フルラン開発相は、今年の輸出伸長が為替率で有利であったのを利用した集中受注だとみている。昨年同期はドルが今年よりも一レアル安かったので、輸出業者は下半期へ持ち越した。同相は、今年下半期の為替率が昨年下半期の水準に戻るとみている。 
 一ドルが三レアルに下がっても海外市場で、ブラジル産品はまだ競争力を維持できると開発相はみている。輸出は同時に工作機械や部品、輸入資材の購入も促し、国内産業を育て輸出振興にもつながるという。これまで輸出増加二六%に対し、輸入増加は四%に過ぎなかったことで、輸出振興のために資材の輸入を伸ばす必要があると同相は述べた。
 一ドルが三レアルを切ったら、輸出産業には黄信号が灯ると危惧している。中央銀行がドル相場の上限を押さえる一方、輸出振興のために下限も支えるかということが、産業開発省で検討されているがまだ結論は出ていないようだ。

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