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東西南北

4月10日(木)

 ダッタ・フォーリャ調査会社が昨年十二月から三月三十一日までサンパウロ市民を対象に行った世論調査で、マルタ・スプリシーサンパウロ市長の支持率が下がっていることが分かった。マルタ市長の十点満点中の評価は四・一点と過去最低。「悪い、最悪」の評価は四五%、「普通」は三四%、「良い、最高」は二〇%にとどまった。
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 セアラー州で八日、年金生活者の女性(七十二)が、サンタ・カタリーナ州に住む孫娘の養育費を支払わなかったため逮捕された。年金九百十五レアルで生活している女性は、養育費三カ月分相当の六百三十三レアルが払えず、警察署内で三十日間拘置されることに。女性は骨粗しょう症や高コレステロールなどの問題を抱えており、六十八人の未決囚がいる拘置所を管理するわずか三人の警官たちは「どう面倒を見るか」と頭を抱えている。
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 サンパウロ州の主要都市の水道料金がますます高くなる。USPの研究者によると、都市に水を供給する流域の水中の酸素分が汚濁によって七年以内にゼロになり、水質改善のために高度で高コストな技術が必要となるため。一方、サンパウロ州水資源・エネルギー局は州政府の水資源管理と人々の水節約、環境保護意識の高まりによって「水危機は起こらない」と楽観視している。
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 既報のように七日午後九時、ジョギング中の企業家がサンパウロ市イビラプエラ公園で射殺される事件があった。にもかかわらず今まで同公園内でスポーツをしていた人は、これからも続けると頑張っている。特に学生は夜、涼しい時に運動するのは気持ちがいいと主張。仲間で走るなど安全対策を講じている。市当局は巡査増員など警備体制を強化する計画だ。