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『フリーダ』女性画家の生涯=障害克服し芸術へ

4月11日(金)

 二十世紀のメキシコの芸術発展に貢献した女性画家フリーダ・カーロの生涯を描いた伝記『フリーダ』。フリーダは子供のころに小児マヒにかかり、十八歳で路面電車とバスの衝突事故に巻き込まれた。事故で背骨三カ所と脚十一カ所を骨折し、人生の多くを車椅子で過ごした。
 フリーダの人生は強く、たくましく、芸術的で美しい。同じく画家のディエゴ・リベラと結婚した。自分の生命力のすべてを、生き方や絵画に注ぎ込んだフリーダ。その魅力は男たちだけではなく、女たちも魅了した。一九五四年、四十七歳で死亡した。
 フリーダ役をめぐってマドンナやジェニファー・ロペスが競ったが、以前からフリーダ役を狙っていたセルマ・ハヤックが主演に選ばれた。監督▼ジュリー・テイマー。製作▼米国、二〇〇一年。
 ポルトガル語名=原題と同名。四日から上映中。