ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 〝通行料〟をゆする=支払い拒否の3人射殺 大サンパウロ市圏

〝通行料〟をゆする=支払い拒否の3人射殺 大サンパウロ市圏

4月16日(水)

 【アゴーラ紙十五日】十三日夜、大サンパウロ市圏サント・アンドレー市マンゲ貧民街前のタウバテー街で、道をふさいで通行人に〃通行料〃をゆすりとっていたと思われる男三人組が、通行料の支払いを拒否した三人の男性を射殺した。
 警察によると、最初に襲われたのは貧民街前を運行中のバス運転手(三一)だった。三人組に停止するよう命令されが、運転手は逆らってバスの走行を続け、小銃であごを砕かれた。運転手は運転を続け、乗客をバス停に降ろし、ジャルジン・イヴァ救急病院で絶命した。
 次いでニューハーフ(助走した男性)が殺害された。警察は、この男性が麻薬を購入するために貧民街に近づいたとみている。
 その後、俳優(二八)の車が通ったが、停車命令を無視したため顔面を狙撃され、即死した。強盗団はさらに親子三人と学生一人を止めた。四人は命令に従ったため、殺されずに済んだらしい。