4月16日(水)
サンパウロの日系イベント来場者の中核は「大学卒で市南部に持ち家がある、子育てを終えた二世婦人」――。二〇〇二年にラジオ・ニッケイ(宮城パウロ代表)が実施した調査によれば、そんな来場者の横顔が浮かんでくる。
昨年のフェスチバル・ド・ジャポン(七月)や七夕祭り(七月)、沖縄郷土祭り(八月)、Expo Aflord(九月)の総来場者四十六万一千五百人中、二千二百七十人に、聞き取り面接調査をしたもの。
来場者のうち日系人が六五%で、非日系が三五%。男性が三五%で、女性は六五%。五〇~六九歳の人が三六%、大学卒が三七%。七三%がサンパウロ市内在住(うち四一%は南部)というものだ。
この日系女性層から無作為に二十人選んで、ラジオ・ニッケイが個別に電話調査したところ、九〇%が二世で、五五%が既婚者、三七%が大学卒、月収が二千レアルで持ち家という平均像が浮かび上がってきた。七〇%は訪日体験がなく、いつか旅行に訪れる夢を抱いている。
どうやら、この客層の関心を引くアトラクションや、食べ物を用意することが集客のコツらしい。
詳細は同ラジオのサイト (www.listen.to/radionikkey/)まで。