4月18日(金)
【ジアリオ・デ・サンパウロ紙十七日】サンパウロ市聴聞局は十六日、財務局で徴収されているという違法手数料の実態を調査すると発表した。告発によれば財務局職員が手続きを故意に遅延したり複雑化して、法定外手数料を支払った申請者に便宜を図るという。
相場は、一件につき二百レアルと通告がある。告発者は商店の経営者で、財務局へ営業許可を申請するために法人登録(CCM)に赴いた。CCMがないと、市内ではいかなる営業も許されない大切な書類だ。
職員は申請者数があまりに多く、二十日以内では受け付けが不可能だと通知した。以前は、五日でCCMが発行された。急ぐ場合は、即時発行の方法があると教えてくれる人がいる。
聴聞局のエウシ・P・フレウレ主任の調査では、疑惑のある課の入り口に外部の見知らぬ人が常駐していて、申請に訪れる人へ手続き上の問題を尋ね容易な方法を指導すると述べた。
市民からの同課に対する苦情は、多数にのぼる。市役所に限らず全ての官公庁の申請受付課の入り口にたむろする斡旋業者は、職員と共謀して問題をつくり出している。
サンパウロ市でCCMを発行するのは、ブリガデイロ・トビアス街六九一番の財務局一カ所しかないので周旋屋のたかり場となっている。彼らの口車にのった職員は、全員免職される予定だ。