4月18日(金)
十八日から二十一日まで、パイション(キリスト受難日)、パスコア(復活祭)、チラデンテスの日が土曜日を挟んで重なり、セマーナ・サンタの四連休となる。サンパウロ市交通技術公社(CET)は、連休中に乗用車約百三十万台が海岸や山地などへ向かうと推測している。連休中のサンパウロ州には寒気団が訪れるもよう。日曜日から気温が下がりだし、曇り空になりそう。
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交通事故が相次いで発生。[十五日]▼サンパウロ州アニェンビー市で、スクールバスに六歳の女の子がひかれ死亡。生徒たちが、泥道にはまったバスを後ろから押していた時、運転手が誤ってバックに切り換えた。▼サンパウロ市イピランガ区で、横断歩道を渡っていた父娘が車にひかれ、父親が死亡、娘が重傷を負った。運転手は酔っ払い運転していた。[十六日]▼サンパウロ市サンターナ区で、九歳の女の子二人が道路を横断中、ひき逃げされた。▼サンパウロ州ポンペイア市でトラックとバスが衝突し、六人が死亡、八人が重軽傷を負った。
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マルタサンパウロ市長は十六日未明、バス会社三社を訪問した際、路線運営契約ができなかったバス会社に勤めていた運転手や車掌一万八百人が失業した件でコメント。「建築部門での仕事を増やす。ほかの仕事を始めるのは最近では普通だわ」。アゴーラ紙は、「マルタは運転手にペドレイロ(石工)になれと言っている」と批判している。
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サンパウロ市地下鉄駅構内で最も多い事故はエスカレーターでの転倒で、被害者の大部分が子どもとお年寄り。ほどけた靴紐、ロングスカート、裾の長いズボンの巻き込みも事故の原因となる。階段での押し合いによる転倒、ホームと電車の隙間への転落、電車の扉への指づめ、席を取ろうと焦る乗客が他の乗客を押しのけることにも注意が必要。