4月24日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】健康保険加入者に対する年齢帯別の保険料が、保険会社によっては一六四%上昇することが判明した。調査結果は保険審議会(CNS)に報告される。
調査は最近二カ月間の、各保険会社の代理店やホームページ、ブラジル消費者保護院(Idec)の資料などの情報をもとに行われた。調査結果の値は健康保険業界に新法が施行された九九年一月二日以降の保険商品に有効。
こうした保険商品には七つの年齢帯があり、年齢帯別の平均保険料(レアル)は、十七歳まで九八・〇七、二十九歳まで一三〇・一三、三十九歳まで一四五・〇一、四十九歳まで一七九・九二、五十九歳まで三一六・九六、六十九歳まで五七〇・一〇、七十歳以上五八五・六五。加入者が五十歳になると、保険料が急増する。六十歳になるとさらに増加し、保険会社Amilは一六四・三一%も値上げする。こうした年齢帯別保険料の調整は九九年一月以前の保険商品を購入した人にも適用される。
「保険加入者は加入当初の安い保険料に惑わされず、年齢帯が進むにつれて行われる値上げに注意する必要がある」と調査責任者は話す。サンパウロ消費者保護センター(Procon=SP)には年齢帯が理由の値上げに対する苦情が多く寄せられている。
保険料の値上げは年齢帯別の他に、〇三年は九・二七%となった、保健監督庁(ANS)が承認する年毎の値上げがある。