4月24日(木)
九九年十二月にカンピーナス市の法医学研究所(IML)で紛失した三四〇キログラムのコカインがニセモノであった可能性を市警と検察庁の監察局が調査し続けている。本物は市警が押収した後、IMLに届けられる前に『粉のマリア』と呼ばれる密売人に戻されたという。二〇〇〇年、議会調査委員会(CPI)に喚問された証人は同密売人が五十万レアルを警察官らに払ったと告発している。
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十二日のサンパウロ州フランコ・ダ・ロッシャ市Febem収容者百二十一人脱走事件で、脱走を指揮したとされるリーダーの一人、エジーニョ受刑者(一八)がこのほど、再逮捕された。同受刑者は、凶悪誘拐犯アンジーニョの弟。もう一人のリーダー、バトレー受刑者は逃走中。
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サンパウロ市東部ヴィラ・マチウデ区の一軒家で二十日未明、火災が起きた。原因はショートによるものと思われる。屋内で寝ていた四歳児が煙に巻かれて窒息死し、三人が負傷した。
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サンパウロ州ソロカーバ市を含む地方都市五市が二十日、約二時間にわたって停電になった。原因は、高圧線が通る高さ二十メートルの鉄塔に紙類回収業者の男が登り始め、地元の配電会社が送電を一時停止したため。消防員が男のいる場所まで登り、男を地上に降ろすことに成功。下には停電でイラついた住民たちが大勢おり、男は危うくリンチされそうになったとか。住民によると、男は精神病患者だという。