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節電割り引き無し=7月から80-220kWhの消費者

4月25日(金)

 節電割り引きが七月から無くなりそうだ。これにより、電力会社エレトロパウロの顧客のうち毎月の消費電力量が八十から二百二十キロワット時(kWh)だった消費者二十三万人が影響を受ける。該当する消費者には今まで、最高六十%までの割り引きがあった。
 七月からは、低所得者層のための新しい法律が施行される。最低給料の半分、百二十レアルの低所得者と、奨学制度、食糧配給制度など連邦政府が定める社会計画の対象者として登録されている人だけに割り引きがある。
 問題は、都市ごとに割り引きの対象となる該当者の登録をしなければならないことで、サンパウロ市長は既に登録業務は不可能と宣言していることだ。エレトロパウロは五月から、百六十万の顧客のうち八十から二百二十kWhの消費者層に割り引きの対象から外される旨、手紙で通知する。