4月25日(金)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙二十三日】銀行業務集中サービス会社(Serasa)が二十二日に発表した報告によると、今年三月の不渡り小切手の割合が、銀行間で精算された小切手千枚につき一六・七枚となり、前年同月比で三・一%の上昇、三月の値としては調査が始まった九一年以来過去最高となった。
〇三年第1四半期の同割合は一五・一枚、前年比二%の上昇で、この値も過去最高。
不渡り小切手増加の原因は、〇二年末に小売業者が拡販手段として支払日指定小切手の支払期限を延長したためと考えられている。
Serasaのエコノミストは「三月は不渡りのピークと予想していたために特に驚くことはなく、四月には多少減少するだろう。支払が困難な消費者はできるだけ早く債務の再交渉を販売店と行うべきだ」とコメントした。