4月25日(金)
サンパウロ州タバプアン市で二十一日午後三時、三歳の女の子がサソリの毒による水腫が原因で死亡した。女の子は同日十一時ごろ洗濯場で遊んでいた時にサソリに刺された。救急病院に運ばれ、抗サソリ毒血清を打たれたが足の激痛は鎮まらず、別の病院に移された。そこでも嘔吐、眠気、激しい頭痛が治まらず、死に至った。医師によると、血清が毒を中和する時間が足りなかったという。
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リオ州カーボ・フリーオ市で起きた観光船転覆事故で、行方不明になっていた男性二人の遺体が二十三日午前、発見された。片方の男性は事故当日、船で誕生日を祝っていた。これによって、事故の死亡者数は十四人に上った。
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大サンパウロ市圏サント・アンドレー市で二十一日夜、運転中の女性(二一)が自宅から五十メートル前で強盗に射殺される事件が発生。ロンバーダで車のスピードを落とした時に、強盗の車に前を塞がれた。同乗していた母親は、「娘は強盗だと気付かず、前の車をよけようとして撃たれた」。門前で待っていた父親は娘の死を目の当たりにした。「殺人犯の弁護士として雇われたが、考え直したい」と声を落とした。
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サンパウロ病院血液センターの血液ストックがほぼゼロ状態にある。セマーナ・サンタ連休で献血者が五〇%減ったのが原因。同センターはUnifesp(サンパウロ連邦大学)付属で、毎月約千五百人の献血を受けるが、実際には月に三千人が必要だという。献血所の住所はサンパウロ市南部ヴィラ・クレメンチーノ区ボトゥカトゥー街六二〇番。月~土、午前八時から午後五時まで。電話(11)5539・2804/7289。