4月25日(金)
【ヴェージャ・サンパウロ誌十六日】サンパウロで今、小道具を使ったサーカス曲芸が若者たちの間ではやっている。
一九八〇年代からイギリスで始まったテクノロジカルなサウンドを中心としたレイヴ・ダンスパーティーが、最近サンパウロではやり出した。パーティーでの出し物として登場したのが曲芸だった。
「以前は曲芸師として雇われたけど、今ではパーティーの参加者自身がやっているから、あまり呼ばれなくなった」と話すのは、八年間曲芸師として働いてきたマリア・ジョアン・アブジャムラさん。最近ではダンスパーティーだけではなく、学校に自分の曲芸道具を持っていく生徒までいるほど。
学生のチアーゴ・ロッペスさん(一六)は、「パーティー会場でこれをやると、女の子にもてるんだ」とフラワー・スティックを器用に扱う。曲芸師のエリゼオ・ドミンゴス・JRさんは、「どんな道具でも、全身の筋肉や反射神経、呼吸法、運動能力のトレーニングになる。セラピーとしても絶好だよ」と勧めている。