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北部環状線工事を中止=緑地帯を迂回か

4月25日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】アウキミンサンパウロ州知事とロッペス交通局長官は十五日、ロドアネル(首都圏環状道路)の北部線、ドゥットラ街道アルジャ郡からバンデイランテス国道二十二キロ地点までのカンタレイラ緑地帯の工事を中止すると決定した。
 計画ではカイエイラ郡まで迂回する第一計画とパイバ・カストロ湖を横断する第二計画、カンタレイラ緑地帯をトンネルで貫通する第三計画とあった。いずれも経費と環境配慮で問題のあることから、第四計画の模索となった。
 サンパウロ州交通局は、環境局が代案を検討するように要請した。予定では今年中に第四案を決定、来年早々に工事再開に入るようだ。南部線もABC地区とサントス港を結ぶ重要路線であり、ビリングス湖とグアラピランガ湖付近を通過することで、サンパウロ市の水源地保護のため環境局の判断を仰いでいる。