4月29日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十八日】PDTのレオネル・ブリゾーラ党首とエロイザ・エレーナ上議(PT)、リンドベルグ・ファリーア下議(PT)らは二十七日、三十日の年金改革案上程を前に反対活動を組織化、年金改革を違法行為として提訴すると発表し、政府に反旗を翻した。
反対キャンペーンは、まずリオを皮切りに、続いてブラジリアで行い、野党や年金者団体、公務員団体、不満分子なども巻き込んで勢力拡大を図る予定という。同上議は、党の広報を国民の支持を取り付けるため個人を中傷し、大衆を欺く一方的な策略だと非難した。
いっぽうジェノイーノPT党首は、エロイーザ上議とファリーアス下議の両人へ年金改革の提訴手続きを行う前に、離党届けを提出するよう求めた。党員がPDTを誘って、党に対し造反することを党は排除するとし、除名という表現は避けた。
党規として党員が党の方針に背く場合、自主的に脱党することを求むとなっている。党方針に背くばかりでなく、他党を引き込んで自党を訴え、党内を撹乱するのは言語道断という。かかる行為を党内で続行するなら、それなりの結果を招くと脅した。
またブリゾーラPDT党首に対し、連立党でありながら一度も与党に協力したことがないとジェノイーノ党首は抗議した。表決でも賛否いずれを投じるか、全く信用できないと批判した。ファリーアス下議は政治力はあるが、数々の党を渡り歩き落ち着かない人と評した。