4月29日(火)
サンパウロ州バウル市で二十四日夜、六歳の男の子が犬に襲われ、片方の耳たぶをかみ切られたほか、体の何カ所も傷を負った。事件当時、飼い主は犬を通りに放し、バールにいた。けがをした男の子は同飼い主に病院まで運ばれた。種類未確認で茶色の犬は襲った後に逃げ、二十五日時点でまだ捕まっていない。
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カイロから来たエジプト人が十一日、パラ州西部オリシミナ市のポルト・トロンベータで炭素菌が原因で死亡した。同被害者は空路サンパウロを経由し、アマパ州マカパ市で貨物船に乗り込んでいた。連邦警察によると、同被害者は炭素菌に汚染されていたとみられるカナダあての小包を所持しており、同小包を扱った際、感染したと考えられている。
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飲酒運転で七歳の少年をひき殺し、九歳の少年に重傷を負わせた男が、約三十人の現場住民にリンチされ、死亡した。事件はサンパウロ市南部パルケ・グラジャウ地区で二十七日未明に発生。男は妊娠四カ月の妻とバールの前で愛人の件で口論。二人で車に乗った後、男がジグザグ運転で百メートルほどバックし、歩道に積まれた砂山の上でお菓子を食べていた二人をひいた。男は助けを呼ばずに逃げたため、住民が追いかけ、ナイフ、こん棒、石で顔の形が変わるほど全身にリンチを加えた。
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二十七日正午過ぎ、サンパウロ市の気温は三〇・八度に達し、四月の最高気温を記録した。サンパウロ市民の多くはこの週末、旅行には行かず、イビラプエラ、アクリマソンなどの公園やSescの施設で過ごした。気象観測所の予報では、二十八日の気温は最高三一・〇度、最低一九・〇度。天気は二十九日までは崩れない。