4月30日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】連邦警察はコロンビアとの国境から二十キロ離れた、アマゾン州メーロ・フランコ市にあるインジオ・トゥカーノ族の部落近辺にゲリラ、コロンビア革命軍(Farc)のキャンプを確認した。
連邦警察とブラジル陸軍によると、同ゲリラは部隊
強化のため、インジオや元軍人を誘い込もうとしており、武器を密林に運ぶために八歳の子どもまで使っているという。
Farcが国境付近で活動し、ブラジル領内にまで侵入したことは過去にもあった。ブラジル側当局者は同州と接する国境からコロンビア側五十キロ地点のヴァルペス地方ミトゥ市にFarcがいるという情報をすでに入手していた。昨年二月には同陸軍の監視部隊が四人のゲリラをサン・ガブリエル・ダ・カショエイラ市ヴィラ・ビテンクール近郊ジャプラ川で射殺している。
二十九日、バストス法相とラセルダ連邦警察総監はメーロ・フランコ市に連邦警察署を開設する。しかし、連邦警察官らは一カ月以上前から同地でインジオ取り込みに対する捜査を始めている。大部分が自活のために農業を営む住民六十人からなる部落内には連警の出張所が設置されている。メーロ・フランコ市に加え、一カ月以内に三つの警察署が同州に開設される予定だ。