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新型肺炎疑惑3件に=サント・アンドレー市在住者

4月30日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日、アゴーラ紙二十六、二十七日】二十五日、ブラジルで三件目の新型肺炎「重症急性呼吸器症候群(SARS)」感染疑惑が記録された。
 感染の疑いがあるのは大サンパウロ市圏サント・アンドレー市に住むブラジル人男性(四七)で、二十三日からエミーリオ・リーバス伝染病研究所に入院した。
 男性は仕事で中国・北京に滞在し、十五日に帰国した。三日後、熱、せき、呼吸困難などの症状を訴え始めた。病院側によると、男性の病状は良くなっているという。
 ブラジルでのSARSウイルス感染疑惑第一号となった英国人記者サリー・ブラワーさん(四一)の最終検査結果は十日後に出るもよう。これまでの検査では、新型肺炎ではない見方が強い。二人目の中国人の男の子J・Lちゃん(四つ)も、検査結果がまだ出ていない。