闘いの日としてデモをする――。メーデーは、一八八六年五月一日にアメリカで八時間労働を求めてゼネストが起こったことに始まる。
第一回国際メーデー(一八九〇)には、ブラジルでも組織労働者が労働時間の短縮を要求して立ち上がった。
ブラジル主要都市の業種別平均労働時間を調べてみた。ベロ・オリゾンテ(MG)、レシフェ(PE)の商業部門を除き、いずれも週に二時間から九時間の働きすぎ。
今、深刻なのは失業問題か。大サンパウロ圏で三月の失業率は一九・七%。三カ月連続で悪化、女性、青年層を中心に百八十三万一千人が仕事にあぶれている。
連邦政府は「赤貧ゼロ計画」を立案した(三十日付三面)。これが、新たな雇用を呼び込むことになるのだろうか。(古)
03/05/01