ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

サンパウロ市の労組幹部は金満家=雇用者と癒着か?=元バス運転手が”御殿”建設

5月6日(火)

 【フォーリャ紙五日】サンパウロ市バス運転手・車掌組合の役員二人は高級分譲住宅地にプール付き一戸建てと高級車を所有する。二人の月収は組合業務への対価を含めても二千レアルにすぎない。
 デンチーニョとして知られる四十八歳の運転手はサンパウロ市東部のバス会社、サント・エスペジット交通の元バス運転手で、サンパウロ州都市住宅開発公社(CDHU)が建設したアパートに住んでいた。九七年末に組合役員となり、現在、サンパウロ市から一〇三キロ離れたイトゥー市にある高級分譲住宅地内の三百平米の敷地に四部屋とプール、シュラスケイラ、暖炉、サウナを備えた家を建てて住む。同家は本人により、三十八万レアルで売りに出されている。連邦国税庁のホームページに開示されている情報によると、〇二年十一月二十九日に同役員は無税申告を提出した。
 フォーリャ紙の取材に同役員は、記者を脅した上、親戚や友人の援助で同家を築いたと話している。
 シキーニョと呼ばれる二十七歳の男性はサンパウロ市東部のバス会社、タルゴ交通の元運転手で、集合住宅に住んでいた。二〇〇〇年末に組合役員になり、現在、サンパウロ市東部ジャルジン・ダス・フォンチスにある約二百五十平米の敷地に建てられた一軒家に住む。最も安いタイプで二万八千レアル近くする九七年型のアウディと一万三千レアルするセウタを所有する。シキーニョは二年間、所得税申告と無税申告を行わず、CPFをキャンセルされていた。
 他の組合役員は、組合が支給する月千五十レアルの活動支援費で、家や高級車を購入することは「変だ」とみなす。サンパウロ州検察局、労働検察局、連邦警察は、少なくとも五人の組合役員がバス会社社長から金を受け取っているという告発を受けた。検事らは会社から組合役員への資金援助が、マルタ市長に運賃値上げや補助金アップの圧力をかけることを目論んだストを煽るためのものだったかどうか調べ始めている。
 数週間前、フォーリャ紙はデンチーニョが月に五千六百レアルを会社から受け取っていたことを暴露した。本人は受け取りを否定している。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button