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バス専用路線を増設=サンパウロ市幹線道路に193キロ

5月6日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】サンパウロ市の大通りの中央分離帯にバス停が新設されることになりそうだ。パウリスタ、スマレー、ブラジル、レボウサス、マレシャル・チット、ベリーニ、アリカンドゥーヴァ通りなどが新設候補として挙がっている。
 サンパウロ市役所の意図は数年にわたって交通専門家らが求めてきたように、バスを最大限優先し、バスのスピードを上げることだ。サンパウロ市交通局が融資要請のため、社会経済開発銀行(BNDES)に提出した計画によると、道路の左側にバス専用車線が設けられる通りは百九十三キロメートルに及ぶ。大部分の専用車線は他の車線と突起物で隔てられた「高速車線」となり、同車線は他の通りの専用車線と接続し、都市交通の基軸を形成する。
 ヴィンテ・エ・トレス・デ・マイオ通りには、ノーヴェ・デ・ジューリョ通りやサント・アマーロ通りのように、バス専用道が新設される予定で、二つの同通りに既設のバス専用道もさらに近代化されたものに作り直される。
 「既にある設備を撤去して、運行時間を管理する電子機器を備えた新しい専用道を作ろう」とタットサンパウロ市交通局長は話す。既存の専用道は入札にかけられている新交通モデルが要求するレベルに達せず、都市化に貢献しないばかりか、長い間専用道付近の地域の品位を落としてきた。
 専用車線建設には約一億五千万レアルの工事費が必要で、交通ターミナル建設費を含め、八億三千四百万レアルの予算が見込まれている。

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