5月8日(木)
本紙掲載の「宝くじ資金洗浄」疑惑で、疑われている当せん者の一人、ネイデ・P・プラーザさんは、「賞金六十二万三千六百八十レアルが多いと思う? わたしは夫の分も合わせて毎週五百レアルもかけているのよ」と検察庁の疑いを知って驚いていた。ほか三人の当選者は、「プライベートなことを話す義務はない」とコメントを避けた。ちなみにブラジルでは、八百レアル以上の賞金を受ける場合、当選者の名前とRG、CPF番号、サインが必要となる。
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北東伯で銀行強盗団が猛威を振るっている。すでにパラー州(二件)、ゴイアス州、アラゴーアス州で起きており、凶暴なのが特徴。大きな組織の中のグループが各地で暴れているとみられている。六日午前にはセアラー州パランブー市でも発生しており、人質一人をとって逃走中。
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サンパウロ市東部にあるパラグアイ貧民街の住民が、州政府の立ち退き勧告を拒否している。同地域は工業廃棄物で汚染されており、非常に危険だとサンパウロ州水道会社は裁判所に訴えた。州政府と水道会社は、遅くとも七月までに同貧民街を撤去する計画だ。四百五十家族の住民代表のシウヴァさんは、立ち上がって戦うと宣言している。
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ブラジル南部サンタ・カタリーナ州サンジョアキン市で六日夜、初雪が降った。小雪で、積もるほどではなかった。同市では同日未明に一・五度を記録した。リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市では十一・七度を観測。サンパウロ市でも同日十二度と今年の最低気温を記録し、四月十三日の十二・二度を更新した。