5月9日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】ガソリン価格が六月に再び下がると予想されている。アルコール混入割合の増加(二〇%から二五%へ)、砂糖きび収穫のピーク到来に伴うアルコール価格低下、商品流通サービス税(ICMS)の計算基準見直しが値下げ理由と専門家はみる。
先週発表された石油公社の製油所出荷段階での六・五%値下げはガソリンスタンドではわずかにしか反映されなかったが、石油庁(ANP)が調査したスタンド平均価格は現在リッター当たり二・二〇レアルだが、六月後半までに一・九〇レアル以下に下がる。
スタンドの在庫処理、元売り会社のマージン確保、各州のICMS見直し調整、の時間により値下げが消費者に到達するのは遅れると燃料小売連合代表は話している。