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マリンガ、加古川提携30周年=交流事業、今後も継続

5月9日(金)

 パラナ州マリンガ市と兵庫県加古川市が姉妹提携を結んで今年で三十周年を迎え記念式典が十一日、マリンガ市で開かれる。二十三人で構成される訪伯団が七日、ブラジル入りした。釜谷研造兵庫県議会副議長が代表して記者会見を開き、青少年の交流事業を今後も継続させていきたいなどと、語った。
 釜谷副議長の来伯は数回。マリンガ訪問は、二十六年ぶり二回目になる。七日午前、イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑を訪問、先駆者たちの冥福を祈った。
 桜井仁ブラジル日本都道府県人会連合会慰霊碑・上陸記念碑委員会長ら県連代表者に出迎えられ、碑の建立などについて説明を受けた。
 この後、尾西貞夫兵庫県人会長の案内で日本館を見学した。
 同館で行われた記者会見で釜谷副議長は、「マリンガと加古川ほど親密な交流をしている都市はない」と、両市の関係を祝福。
 さらに、「七七年にマリンガ市内はまだ、舗装されていなかったけど、どう様変わりしたのかみるのが楽しみ」と、語った。
 パラナ州は兵庫県と姉妹県でもあり、州都クリチバ市を経由して、マリンガ市に向かう。
 樽本庄一加古川市長らほかのメンバーはブラジル国内を旅行中で、クリチバ市で合流する。