5月10日(土)
【フォーリャ・オンライン九日】パラー州南部レデンソン市の国立インジオ基金(Funai)本部で七日午後、少なくとも七十人の先住民カイアポー族グループが侵入し、現在ろう城している。弓矢や散弾銃を持ち、戦闘時のようにメイクした先住民たちは、同機関の公金を横領していると思われる職員五人を懲戒免職するよう抗議した。
レデンソン市Funai本部は、同地域の十二部落(インジオ約四千五百人が居住)の管理をしている。カイアポー族は、同地域の商業で六十万レアルの借金を抱えており、「公金の横領が借金の原因」と告発している。
先住民らは、職員五人が免職処分になるまでFunai本部に居座ると述べている。Funaiの活動は完全にストップ状態だ。
カイアポー族の一人、ペクアイ・カイアポーさんは、「我々は、さらに四つの部落から八十人ほどの先住民が来るのを待っている。職員が免職されなければ我々はここから出ていかない。我々がここにいる間は、職員らは入らない」と言明した。
ブラジリアFunai総本部のスポークスマンは、近日同機関の代表者がレデンソン市へ向い、先住民らと交渉すると伝えた。レデンソン市Funai本部で汚職問題があるかどうか、聴聞局が捜査を行う。