■コンゴーニャス空港に強盗＝ロビーで標的選び

5月10日（土）

　【エスタード･デ･サンパウロ紙九日】かばんを離さず、時計を隠し、ラップトップパソコンを守れー。サンパウロ市南部コンゴーニャス空港に降り立つ人に、ギャングが待ち構えていることがある。
　実際には、強盗らは空港の外で襲う。が、被害者は空港ロビーを徘徊する「耳」と呼ばれる強盗の仲間に選ばれる。「耳」は車や道筋など、標的の情報をセルラーで仲間に伝える。ローレックスの時計を盗まれた女優はリオ市のサントス・ドゥモン空港で既にマークされていた可能性が浮かび上がっている。
　十一月には同様の手口で強盗を働いた四人組が逮捕された。一日四件に上った被害届は月四件にまで減ったが、日に三人の容疑者を取り調べていると空港警察の警部は話している。