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文協=新理事人事を発表=二世中心多彩な顔ぶれ=女性理事が5人に

5月13日(火)

 ブラジル日本文化協会(上原幸啓会長)は十二日午後三時から記者会見を開いた。会長以下、五人の副会長、大原毅評議員会長が出席した。会見では正式に決定した三十四人の理事を発表。上原会長は「理事同士が接な関係を作りながら、文協改革にあたっていく」と話した。二十八日に初めての理事会が開かれる。

 上原文協がスタートしてちょうど一カ月、文協の理事が決定した。上原会長は「このメンバーで、一年十一カ月やっていきます」とあいさつした。渡部和夫改革委員会委員長は「人選には苦労した」と話しつつ、安堵の色を見せていた。
 ゴヤ・ハルミサンパウロ州財務局理事やウィルマ・モッタ(故セルジオ・モッタ通信大臣夫人)、宮崎マウリシオ文協青年部会長などもその名を連ねるなど、理事メンバーの顔ぶれは多彩。
 『つながり』を大事にしたいと強調する執行部メンバーは、様々な団体関係者に理事に入ってもらうことにより、文協の活動を活発化させようという考えだ。 上原会長は「これからの時代、女性の力は無視できない」と話しながら、前回一人しかいなかった女性理事が、今回五人誕生したことを強調した。 
 今回混血の理事が一人いることに対して「全日系人の三割は混血。これからもっと増えていくべき層」とその考えを話した。
 日系諸団体との連絡を担当している松尾治第三副会長は「(十五人いる)地方理事との関係を密にしていきたい」と話した。
 今月二十八日には、新執行部にとって第一回目の理事会が開かれる。