5月14日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ市南部イピランガ区のタマンドゥアテイー川を渡るために、付近の住民たちはエスタード通りにある水道管の上を通っている。胸に愛犬を抱いている写真の女の子は、わずか十二歳だ。
橋代わりの水道管は、丸くて滑りやすく、狭い。もちろん、手すりやガードなど全くない。
そこから一番近いパトリオッタス通りの橋は、徒歩二十分の場所にある。非常に危ない〃橋〃だが、時間短縮のために近道している。
雨の日でも水道管の上を歩く人も多い。また付近の州立校の生徒たちも登下校に利用する。十五歳の少年は、「自転車をかついで渡るよ。子供だってここを歩くんだ」。