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露天商の背後に組織=盗品、偽造品を違法販売 サンパウロ市

5月14日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】サンパウロ市の露天商が販売する商品の半分以上が盗品か密輸品、海賊版の模造品とされる。判明しているだけで市内四十カ所にパラグアイから来た製品の販売拠点があり、それぞれの組織は十五人単位で取り仕切っているとされる。
 サンパウロ市保安局のマリアノ局長は昨年、違法取引阻止のために市特捜部隊を編成した。局長の報告によれば、それらの拠点は中心部とサントアマーロ区、ピニェイロス区、ラッパ区などに散在している。密輸品で最も多いのは、銘柄品のスーツ模造品、CDや電子部品の偽造品など。
 違法取引の取り締まりは州の管轄であり身柄拘束は市の役目なので、連邦政府も含めた三者で協議しないと根本的解決にはならないという。市は連邦警察に要請して、密輸ルートの解明を行う計画。
 市特捜部隊の一人で組織犯罪専門のブラット検事は組織のボスを突き止めることがカギだとみている。露天商は組織の末端に過ぎず、組織の中には麻薬密売組織や積み荷強奪組織、ほかに中国人や韓国人などの国際的密輸組織も背後にある。サンパウロ市で販売される模造品のジーンズやスニーカーは、ミナス州で製造される。
 未登録の露天商を排除しても彼らの上に商品の配給元がいて、さらにその上に組織的に違法取引を仕切っている組織があるようだ。露天商は、いくら踏まれても屈しない強靭な精神の持ち主で、監督管理や商品の没収ぐらいで挫折するような存在ではない。

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