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岩手県人会 広範囲のつき合い=45周年記念祝典準備着々=母県、パ国、米国から客招く=会長は敬老メッセージを

5月16日(金)

 岩手県人会(千田曠曉会長)は、来る七月二十七日、創立四十五周年記念祝典を行うが、このほど、県人会だより五月号で「開催まで三カ月を切った」と準備の中間報告を行った。この時期、どんな動きがあるのか。岩手県人会のみが特殊だとは思われないが、いろいろとあわただしい報告をかいつまんでみる。
 [会長が高齢会員に呼びかけ]千田会長は〃敬老の〃ことばを高齢者に向け発信した。「県人会も先人会員のみなさまが天に召され、だんだん淋しくなりつつあります。こうしたとき、特に高齢者のみなさまには、亡くなられた友の分まで頑張って、式典に参加していただきたい。会員同士、(母県からの)慶祝団との交流を通じ、県人会を将来へとつなぐ礎として、お手伝いを切にお願い申し上げ、若い人たちへ交流や親睦の大切さを伝えていただきたい」。
 [母県からの知らせ]母県からの祝典参加(決定分)は――さきの統一地方選挙で当選した増田知事一行はじめ市町村長らの慶祝団、民謡使節十人、渡辺勉花巻市市長一行および同市郷土芸能鹿踊り団六人。日伯地域リーダー一行。ほかに農業団体が訪問団を募っているという。すでに在伯花巻市出身者との懇親会開催決定。民謡使節団はサンパウロ州内地方公演も。
 盛岡山車の代表が山車人形の保存の現状を視察するため来伯、祝典への出席の意向を明らかに。
 [母県有志からの寄付金]佐藤武・元岩手県移住留守家族会会長から祝典へ十万円寄付、送金通知があった。
 [パラグアイおよび米国からの知らせ]パラグアイ国内のピラポ県人会など三つの岩手県人会の参加が決まる。ピラポ県人会はめでたい鬼剣舞を祝典会場で披露。イグアス県人会の菅原裕助会長は県人会サミット開催構想(二十八日開催)を告げてくる。
 サンフランシスコ岩手県人会から祝典参加について問い合わせがあった。ニューヨークからは、招待状への返礼。会長代理が出席するように調整中とメール。
 ――知事はじめ、母県からの慶祝団は、七月二十六日開催の戦後移住五十周年式典にも参加するという。