改革への思いとその人間に迫る、というのが目的で文協の新執行部の改革インタビューを本紙七面で連載している。
「何故インテリ二世たちがコロニアに?」と訝る一世の声。実際、大変な仕事でもあるし、もちろん報酬はない。
「それはね、ルーツの見直しですよ」と上原幸啓会長。一世のやってきたことに対しては、敬意を払い、誇りに思うが時代の流れは否めない。
我々の仕事は、一世の遺産を日系社会を引き継いでいく世代に残すことー、それが今回インタビューを行った人々の共通した意見だ。 執行部発足一カ月後の今、具体的なものは正直まだない。改革には時間がかかる、とも繰り返す六人。 しかし、彼たちの仕事がこれからのコロニアにどうつながっていくのか、それをこれからも追い続けていきたいと思う。 (剛)
03/05/16