5月17日(土)
十五日朝、ラポーゾ・タヴァーレス街道五七一キロを走っていた乗用車の窓から生後二十四日の赤ちゃんが飛び出し、橋から八メートル下に落ちて助かった。パンクした車は塀に激突、中央分離帯を越えて反対車線で止まった。窓から投げ出された赤ちゃんは猛スピードで走ってきた別の車のボンネットに当たり、橋から落ちた。赤ちゃんは同日夜、重体だったが一命は取り留めた。
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保健省はすべてのアルコール飲料の宣伝を午後十時から翌朝午前六時までに制限することを提案した。現在、ビールなどアルコール度数が十三度までの同飲料の宣伝は無制限、十三度以上のものは午後九時から翌朝六時までの制限となっている。スポーツイベントやTVコマーシャルにばく大な投資を行ってきたビール業界は大きな打撃を受けるが、世界保健機構によると、宣伝を制限した先進諸国では交通事故が二三%減少したという。
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リオのファヴェーラ、パルケ・ロイヤルがブラジル初の合法化ファヴェーラとなる。都市地域の低所得層の住民に市民としての資格を与え、土地所有者として認めることが目的。リオにある他の十三のファヴェーラも合法化計画に含まれている。
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サンパウロ市のごみ税の取り立て基準が問題になっている。市の計画は、『住居』を単位に課税するというもの。『住居』単位では、一人住まいの人と十二人家族の人と同じ税額となり不公平。『住人』単位にして、一人ひとりから徴収すべきだと反対意見が出ている。さらに人によってごみの量は違い、『住人』単位でも不公平は起こるとみる専門家もいる。