5月20日(火)
第一回九州ブロック親睦運動会が十八日午前九時から、イタペセリッカ・ダ・セーラ日本人会運動場で開催され、沖縄県を含めた八県からの参加者約六百人が晴天のもと、楽しく体を動かした。参加者の最少年齢は五歳、最高は九十歳までおり、「普段はなかなか他県の人に会えないから、今日は楽しかった」という声がそこここに聞かれた。
この運動会は九州ブロック親睦会で提案され、経験のある鹿児島県人会(田畑稔会長)が準備を担当した。運動会には、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の各県人会長や、沖縄の副会長も参加。
当日はイタペセリッカ・ダ・セーラ市役所がバス五台を用意し、サンパウロ市リベルダーデ区からも約二百四十人が駆けつけた。
午前九時半に津高次夫長崎県人会長が開会宣言をし、国旗掲揚後、先没者の霊に一分間の黙祷を捧げ、田畑大会委員長に続き、来賓の吉岡黎明文協副会長、吉加江ネルソン県連副会長らが挨拶を述べた。途中、ウイリアム・ウーサンパウロ市議も駆けつけた。
大人はビン釣り競争、子どもは鈴割り競争や玉入れ競争などで大いに盛り上がった。当日の大会運営には県費留学生・研修生OBの活躍する姿が見られた。
昼食は同イタペセリッカ日本人会婦人部が弁当と天ぷらなどのオカズを用意。昼食後は、福岡の川筋太鼓、長崎の皿踊り、沖縄の琉球太鼓などが披露され、参加者を喜ばせた。最後の種目の綱引きまで一日中、秋晴れに恵まれた。
午後四時頃、各県人会から提供された賞品がくじ引きされ、運動会は幕を閉めた。